イスラエルでウルパン体験記
インターナショナルな雰囲気のウルパンで初心者レベルキタ・アレフを終了
2005年の11月、ラナナのウルパンに通い始めました。当時ヘブライ語力は、ほとんどゼロ。
ウルパンに通うと短期間でかなり話せるようになるとは聞いていたので、実際どんなものか楽しみにしていました。
ウルパンラナナは毎月新しいクラスがスタートします。ヘブライ語でキタ・アレフという、初心者レベルから。
5ヶ月コースになっていて、日曜日から木曜日まで毎日。
日、月、水曜日は朝8時から昼1時15分まで、火、木曜日は朝8時から11時半までというスケジュールになっています。
私のクラスが始まった当初、生徒は15人くらいで、生徒の国籍もかなりインターナショナル。アメリカ、ロシア、ベルギー、アルゼンチン、エクアドル、ポーランド、フランス、ブラジル、カナダ…と、世界各国からの人々が集まっていました。
半分くらいがOlim(イスラエルに移住してきたユダヤ人移民。)としてイスラエルに来た人達、その他は私のようにイスラエル人と結婚した為、あとは仕事関係で来ている人もいました。
途中から入って来たり、いなくなったりなる生徒もたくさん。
ウルパンラナナのシステムは、欠席が多かったり、レベルが高くてクラスについていけなくなったりしたなった場合は、
下のレベルのクラスに移動してもいいことになっています。だから、常に上のクラスから移動してくる人もいれば、下のクラスに移動する人もいる。
あと、クラスに通う前からある程度ヘブライ語の知識がある人は、
すでに始まっているクラスに途中参加することになるので、その理由で私のクラスに入ってくる人も何人かいました。
私のクラスは、先生が二人、スージーとレア。二人とも経験たっぷり、ジョークを交えてのクラスで面白い!
そしてレベルは思ったようにかなり高い。基本的なあいさつを覚えたと思ったら、3日目にはすでに読み、書きのレッスン。
最初は、こんなのとんでもない!って思ってたけど、これがそのうち慣れてわかってくる。
私は他に仕事をしていなかったので、ほとんど毎日8時からしっかり通いました。
毎日読んだり書いたりの宿題も出たけど、それもちゃんとやっていたので、かなり理解できるようになりました。
5ヶ月コースが終わる時に、教育省から出るテストがあります。
そのテストは、通常は普段通うウルパンで受けるものらしいのですが、
私の場合は、同時期にウルパンに入った他の子達がまだテストを受けたくなかったり、
用事があったりで、キタ・ベットやキタ・ギメル(キタ・アレフが終了すると行ける中級レベル)など他のクラスの子達と合わせても人数が少なくて、隣町の
クファルサバのウルパンまで行かなくてはなりませんでした。
テストは、一つのテストにアレフ、ベット、ギメルのレベルがあって、
アレフの生徒もわかればベット、ギメルの問題も答えていいようになっています。
それぞれグラマー、リーディングと、簡単な作文を書くセクションに分かれています。テストを受けると約1ヵ月後に政府からの終了証がもらえます。
私はアレフのコースしか受けてないけど、ギメル終了証がもらえました♪
ヘブライ語が毎日すこしずつ理解できるようになっていくのも楽しいし、毎月新しい人に会うのも楽しい(
途中からはさらにペルー、カザフスタン、ドイツなどからの人々もクラスに入って来た)けど、
何よりウルパンに行ってよかったのは、とてもいい友達が出来たこと。
私はアメリカ人のマーガレット、ベルギー人のキャット、リズベットと特に仲良くなって、
毎週月曜日の夜、マーガレットの家にアメリカの人気ドラマを見に集まったり、そのドラマが終わってしまった今はランチをしたり、
ショッピングに一緒に行ったりと、ウルパンが終わってからも連絡を取りあっています。
ウルパンでは貴重な経験が出来ました。働く必要がなければ絶対に続けていたウルパン。まだまだだけど、短期間でヘブライ語をここまで理解できるようになり、話せるようになったのも楽しかったウルパンのおかげ。
将来、時間にゆとりが持てるようになったらまたウルパンに行くことができるかも…できたらいいな。
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