Japan-Israel.com  ★Information and Communication Site★


イスラエルに住む日本人、イスラエルに興味のある人達のための情報コミュニティサイト


ユダヤの祝祭日・記念日の日程 5768年(2007年9月〜)

 ※各祝祭日・記念日名をクリックすると解説にジャンプします。


Rosh Hashana
ロッシュ・ハシャナ
新年
2007年9月13日〜14日 5768年
Tishrei 1・2日
Yom Kippur
ヨム・キプール
大贖罪の日
2007年9月22日 5768年
Tishrei 10日
Sukkot
スコット
仮庵祭
2007年9月27日〜10月3日 5768年
Tishrei 15日〜21日
Simhat Torah
シムハット・トーラー
律法の歓喜祭
2007年10月4日(イスラエル)
(その他の国は翌日)
5768年
Tishrei 22日(23日)
Hanuka
ハヌカ
燈明祭
2007年12月5日〜
2007年12月12日
5768年
Kislev 25日〜Tevet 2日
Tu B'Shvat
トゥビシュヴァット
樹木の新年
2008年1月22日 5768年
Sh'vat 15日
Purim
プリム
くじの祭り
2008年3月21日 5768年
Adar 14日
Pesach
ペサハ
過越の祭り
2008年4月20日〜26日 5768年
Nissan 15日〜21日
Yom haZikaron
ヨム・ハジカロン
戦没者メモリアルデー
(イスラエル)
2008年5月7日 5768年
Iyyar 4日
Yom haAtzmaut
ヨム・ハアツマウート
イスラエル独立記念日
2008年5月8日 5768年
Iyyar 5日
Lag B'Omer
ラグ・バオメル
2008年5月23日 5768年
Iyyar 18日
Yom Yerushalaim
ヨム・イェルシャライム
エルサレム記念日
2008年5月16日 5768年
Iyyar 28日
Shavuot
シャヴオット
七週祭
2008年6月9日 5768年
Iyyar 18日
Tisha B'Av
ティシャ・ベアヴ
2つの神殿崩壊の記念日
2008年8月10日 5768年
Av 9日



ユダヤの祝祭日


◆Rosh Hashana−ロッシュ・ハシャナ−新年◆

ペサハと並んで最も大切な祝日、ユダヤの新年。ユダヤ暦の第7の月、Tishreiのはじめの2日間にわたって祝います。
シナゴーグではショファール(角笛)を吹き、新年のはじまりを知らせます。各家庭では家族が集まり、ごちそうをいただきます。これからの一年が甘いものとなるようにとの祈りをこめて、食事の前にハチミツにひたしたりんごとハラをいただきます。

この日からYom Kippurまでの10日間はハイ・ホリデーと呼ばれ、自己を反省し、悔改める期間になります。

レビ記 23章 24‐25節 「イスラエルの人々に告げなさい。第7の月の1日は安息の日として守り、角笛を吹き鳴らして記念し、聖なる集会の日としなさい。あなたたちはいかなる仕事もしてはならない。・・・」

◆Yom Kippur−ヨム・キプール−大贖罪の日◆

ロッシュ・ハシャナから続いた10日間の悔改めの期間の最終日。
この日はイスラエル中がストップします。仕事も休み、車の運転もしません。テレビもやっていません。
普段はまったく宗教に関係のない生活を送っている多くの人も、この日だけは24時間、水も飲まずに断食します。(イスラエル人の約70%が断食をするそうです。)断食だけでなく、お風呂に入ったり、革靴を履くこともしません。

唯一元気なのは子供たち。車が通らない道路で、ここぞとばかりに自転車、スケートボード、ローラーブレードなどで遊んでいます。

レビ記 23章 27-32節 「第7の月の10日は贖罪日である。聖なる集会を開きなさい。あなたたちは苦行をし、燃やして主にささげる献げ物を携えなさい。この日にはいかなる仕事もしてはならない。この日は贖罪日であり、あなたたちの神、主の御前においてあなたたちのために罪の贖いの儀式を行う日である。この日に苦行をしない者は皆、民の中から断たれる。また、この日に仕事をする者はだれであれ、わたしはその者を民の中から滅ぼす。あなたたちは、いかなる仕事もしてはならない。これはあなたたちがどこに住もうとも、代々にわたって守るべき不変の定めである。この日はあなたたちの最も厳かな安息日であり、あなたたちは苦行をせねばならない。この月の9日の夕暮れから翌日の夕暮れまでを安息日として安息しなさい。」  

◆Sukkot−スコット−仮庵祭◆

第7の月の15日から7日間、スカーと呼ばれる四角いテントのような仮庵を立てて祝います。
この祝日は、昔エジプトからイスラエルを目指して40年間放浪したイスラエルの人々が仮庵に住んでいた事を思い出すためと、農作物の収穫祭の面があります。
スカーの中で毎日食事をし、夜もその中で寝る人もいます。スカーの中には、ぶどう、ざくろ、りんご、とうもろこしなどの収穫物を飾る場合もあります。人をもてなすことが徳とされる祝日で、家族や友人を呼んで一緒にスカーの中で食事をする楽しいホリデーです。
7日間のうち重要なのは最初と最後の日で、仕事も通常この2日間がお休みになります。

レビ記 23章 34節 「・・・第7の月の15日から主のために7日間の仮庵祭が始まる。・・・」
42節 「あなたたちは7日の間、仮庵に住まなければならない。これは、わたしがイスラエルの人々をエジプトの国から導き出したとき、彼らを仮庵に住まわせたことを、あなたたちの代々の人々が知るためである。・・・」

◆Simhat Torahーシムハット・トーラー−律法の歓喜祭◆

スコットの8日目がトーラーを全て読み終わったことを喜び、感謝するシムハット・トーラーのお祭りです。(イスラエル以外では9日目に祝います。)
トーラーは毎週どこを読むべきかが決められていて、少しずつ一年かかって読み終えるようになっています。 この日、トーラーを一通り読み終わったことを喜び、シナゴーグは歌う踊るのお祭り騒ぎ状態に。

◆Hanuka−ハヌカ−燈明祭◆

紀元前164年、マカビ一族によりユダヤ人が支配者ギリシャに勝利し、神殿を奪回したことを記念するお祭りです。

奪回した神殿に灯明を掲げようとしたところ、灯り用の油は1日分しかありませんでした。にもかかわらず灯明は8日間燃え続けたのです。 この奇跡に因んで、ハヌカの8日間は毎晩ろうそくを燈します。 最初の日は1本、2日目は2本と、8本になるまで、ハヌキヤという特別の蜀台にろうそくを燈します。( 点火用のろうそくも立てるので実際には最初の日に2本、次の日は3本になるわけですが...)

この時期にはスフガニヤというジャムの入った甘〜い揚げパンを食べます。 また、独楽がシンボルのひとつとなっており、「ここで奇跡が起こった」という意味の4文字が書かれた独楽の絵のカードが出回ったり、 独楽で遊んだりします。

◆Tu B'Shvatートゥビシュヴァット−樹木の新年 ◆

シュヴァットの月の15日がこの樹木の新年にあたります。
木を植えて最初の3年は果実を採ってはいけません。 樹齢を数えるために木に新年を設け、この日が来たら1年経ったということになります。 ちなみに4年目の果実は神への捧げ物となり、5年目にやっと食べる事ができるのです。

この日は植林の日でもあり、子供たちが野山に木を植える習慣があります。

レビ記 19章 23-25節 「あなたたちが入ろうとしている土地で、果樹を植えるときは、その実は無割礼のものと見なさねばならない。それは三年の間、無割礼のものであるから、それを食べてはならない。四年目にすべての実は聖なるものとなり、主への賛美の献げ者となる。五年目にあなたたちはその実を食べることができる。こうすれば収穫は増し加えられる。わたしはあなたたちの神、主である。」

◆Purim−プリム−くじの祭り◆

聖書のエステル記に因んだお祭り。
エステル記は、ペルシア帝国に離散していたユダヤ人の危機と勝利のお話です。

ペルシア帝国の王アハシュロス(またの名をクセルクセス
)に仕える大臣ハマンは、ユダヤ人モルデハイが、他の人々のように彼にひざまずいて敬礼しない事に腹を立て、ユダヤ人を憎みます。王をうまく言いくるめ、ユダヤ民族絶滅の勅書を全国に公布しました。モルデハイのいとこであり、彼に育てられたエステルは、ユダヤ人であるという身分を隠し、当時王妃となっていました。エステルは身を捨ててユダヤ民族を守るため王に直訴しました。これにより勅書は取り消され、ハマンは失脚します。

このユダヤ民族の勝利を祝うのがプリムのお祭りです。
この日シナゴーグではエステル記を読みます。その中でハマンという言葉が読まれるとき、その名前が聞こえないように、子どもたちがうるさい音のなるおもちゃを鳴らします。
プリムの夜には仮装パーティーし、民族が救われた喜びを表すために、お酒を飲んで酔っ払います。

◆Pesach−ペサハ−過越の祭り◆

エジプトで奴隷となっていたイスラエルの民を神が救った事-出エジプト-を祝う、もっとも大切な祝日のひとつで、 ニサンの月15日からまる一週間続きます。この一週間、イスラエル中から(アラブの町は除く) パンやケーキが姿を消します。エジプトから脱出する際、パンを発酵させる時間が無く、 ふくらんでいないパンを食べていた事に因んで、この期間はマツァという大きなクラッカーのような種無しパンを食べます。多くの家庭では、この時期にパンくずなどが家に落ちていないように、ペサハの前に徹底的に大掃除をします。

ペサハの最初の夜の夕食では、各家庭でセダーとよばれる儀式がとり行われます。 ハガダーという、出エジプトについて書かれたセダー用の書物を読みながら、間に歌などもはさみながら、準備された6つの食品を頂いていきます。 その6つとは、マロール(苦菜)、カルパス(野菜)、ハゼレット(もっと苦い菜)、 ハロセット(くるみとりんごの微塵切り)、ゼロア(子羊の前脚のロースト)、ベイツァ(卵)になります。 それぞれがエジプト脱出の時のイスラエルの民の苦労を追体験するためのシンボルとなっています。

ハガダーを全て読む家庭、飛ばしながら形だけ読む家庭などいろいろです。もちろん、儀式のあとにはごちそうが待っています。

◆Yom haZikaron−ヨム・ハジカロン−戦没者記念日(イスラエル)◆

イスラエルの独立のために戦い、命を失った戦没者のメモリアルデー。この日には国中にサイレンが鳴り、人々は全ての行動をストップして黙祷します。車の運転をしている人も車を停め、外に立ちます。歩いている人も立ち止まります。 まるで世界が止まってしまったかのようです。映画などの娯楽、テレビなどもストップ。亡くなった人々を思い出し、彼らの犠牲の上にイスラエルが成り立つことを改めて感謝します。そして翌日の独立記念日を祝うのです。

◆Yom haAtzmaut−ヨム・ハアツマウート−イスラエル独立記念日◆

イスラエル中が最もハッピーな日、独立記念日。1948年5月14日のイスラエル独立を祝います。ユダヤ暦ではイヤール月の5日。様々な場所でコンサートやパーティーが開かれ、通りはお祭り気分の人々で溢れます。

◆Lag B'Omer−ラグ・バオメル◆

ペサハから33日目にあたる祭日。でも休日ではなく、仕事も学校も休みにはなりません。ペサハからシャヴオットまでの7週間はオメルの期間とされ、この間、信心深い人々は喪に服し、結婚式やパーティーなどのお祝い事をしてはならず、髪を切ったりすることもできません。ただ、33日目のこの祭日を除いては。
とは言っても、一般的にはこの祭日は子供たちや若者がキャンプファイアーをする日と言ったほうが正しいかもしれません。
空き地やビーチなどは何組ものグループが深夜遅くまで焚き火を囲んでバーベキューをしています。

◆Yom Yerushalaim−ヨム・イェルシャライム−エルサレム記念日◆

1967年にイスラエルの首都エルサレムが再統一された事を祝う記念日。
それまでエルサレムは19年間の間、壁で二つに分断されていました。

◆Shavuot−シャヴオット−七週祭◆

ペサハから7週間後の収穫祭。スコット、ペサハと共に、ユダヤ教の三大祭日のひとつ。 口伝律法ではシナイ山でモーセにトーラーが授けられた記念日とされている。また、 この時期最初にできた果実を収穫し、神殿に捧げた事を記念する農業祭の一面もあります。 各家庭ではチーズを使った料理屋チーズケーキなどをいただくのが習慣です。

◆Tisha B'Av−ティシャ・ベアヴ−2つの神殿崩壊の記念日 ◆

アヴ月の9日は、ユダヤ人にとって災難がよく起こった日。第1神殿(紀元前586年)も、第2神殿(紀元後70年)もこの同じ日に破壊されました。(1492年のスペインのユダヤ人追放もこの日に起こりました。) 信心深い人々は、断食をして喪に服します。




運営紹介 |  お問い合せ 
Copyright © Japan-Israel.com All rights Reserved.